【旅情報】ウユニ・マチュピチュでは高山病に要注意!ロキソニンだけでは危険、正しい対策で命を守ろう|原因・症状・予防法

 こんにちは、けんたです。今回は旅の注意喚起編。高山病についてです。実は、私自身、高山病は一過性のもので標高を下げれば治るちょっとした病でしょ!という認識だったのですが、とんでもなかった。重症化すると命に関わるということを今回痛感したので、私の体験を踏まえて高山病への注意喚起です。

 正しい対策・知識で命を守って楽しい旅にしましょう。

 それでは、Let’s Journey♪

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今回この記事を書くきっかけになった出来事

侮るなかれ高山病

 突然こんな記事を書くことになったのには理由があります。それは、自分が泊まっていたホステルで高山病で体調を崩した人がおりまして「こんなに重症化する病気なのか!」と思ったのがきっかけです。お恥ずかしながら、「高山病は一過性の病ですぐ治るんでしょ〜」「低いとこ行けばそれでいいんでしょ〜」という認識でした。自分の認識がいかに甘かったかを痛感した次第です。

 特に日本からペルーのマチュピチュ、ボリビアのウユニへ併せて計画立てられる方は多いと思いますので、そのルートで旅行を計画される方には特に知っておいてほしいと思い記録として書くことにしました。

高山病とは?原因と症状

 高山病とは、まずはチャットGPTによる解説です。

 高山病(急性高山病)は、高地に急激に移動した際、空気中の酸素分圧が低下することで体が低酸素状態に適応できず起こる症状です。主な症状は頭痛、吐き気、めまい、倦怠感、食欲不振などで、通常は標高2,500m以上で発症しやすくなります。重症化すると高地脳浮腫や高地肺水腫に進行し、意識障害や呼吸困難を引き起こす危険があります。予防にはゆっくり高度を上げる、十分な水分補給、無理をしない行動が重要で、症状が出た場合は速やかな高度下降が最も有効な対処法です。

 まさに今回この重症化したケースに立ち会いました。高山病は甘くみてはいけない。認識を改めました。もし部屋にそのまま1人でいたら亡くなっていたかもしれません。後遺症もなく回復するかどうかもわかりません。そんな状態でした。
 ウユニや経由地となるラパスは標高2,500mを余裕で超えます。マチュピチュは2400m、ウユニ塩湖に行く経由地となるラパスの空港は4,000m(街は3,600m)、そしてウユニ塩湖も3,600mです。

 マチュピチュからウユニへの観光を予定している方は、高山病になっても標高を下げにくい高地を移動し続けること、高山病は重症化すると死に至る可能性があることも念頭に置いておきましょう。

・マチュピチュ、ウユニは高山病のリスクがある高地
・症状:頭痛、吐き気、めまい、倦怠感、食欲不振
・重症化すると命の危険もある病であることを念頭に置いておこう

高山病の予防と対応

 とはいえ、そんなハードなスケジュールでも行きたですよね。なので、ここからは予防と症状が出た時の対応についてです。

 高山病の予防で一番有名なのは、ゆっくりと標高を上げること、高度順応をすることです。そして、対応として一番有名なのは高山病の症状が出たら速やかに標高を下げるということです。登山であればそれでよいです。しかし、マチュピチュ、ウユニとなるとそうは行きません。周りのどこも標高が高いのです!! となれば他の対応も考えておく必要があります。

 最近はダイヤモックス(アセタゾラミド)という高山病の薬が予防薬として使われるようです。これは呼吸中枢を刺激して呼吸数を増やし、脳の血管を拡張させて酸素と血液供給量を改善することにより高山病を予防する薬のようです。しかしやはり万能ではありません。症状が出たらやはり高度を下げられる限り下げ、症状が緩和するように努める必要があります。ちなみに、ダイヤモックスは病院で処方されるのが一番スタンダードのようですが、薬局などでも購入可能らしいです。

 *注意:今回、私が出会ったケースは病院に行き高山病の予防薬をほしいと受診していました。しかし、Drによっては高山病の知識がなく、「そんなものはない。ロキソニン処方しておく」という対応だったようです。結果、それが最悪の状況を引き起こすことになりました。なので、受診した際には「高山病の予防薬としてダイヤモックスを処方してほしい」とまで伝えられると良いと思います。

 そして、疲労していると脱水状態だったり睡眠不足に陥っていたりして余計高山病になりやすくなります。考えてみてください。年末の貴重な休みを使って観光する日本人の皆さん。基本的に年末年始の仕事に直前まで追われ、疲労が蓄積している中で、体に鞭打って飛行機で遠く南米まで飛んで、、、短い休みだから効率よく、タイトにスケジュールを組みますよね。日本人の旅行はマジでタイトなスケジュールです。はい、高山病ハイリスク群です!!

 ということで、日本人のマチュピチュ&ウユニ観光はそれだけで高山病ハイリスク群ということです。

 貴重な休み、お金もめっちゃ高い料金を支払っている、ここまで来たのに! わかります。わかりますが、高山病は悪化すると本当に死にます。勇気がいる決断ですが、症状が出たら速やかにスケジュールを変更して標高の低いところへ移動してください。命が一番大事です😭

<前提>
 ・日本人で観光に行く人はハイリスク群(疲労、睡眠不足、タイトなスケジュール)
 ・可能であれば日本からの出発もしっかり睡眠をとって体調を整えてから向かう
<予防>
 ・高度順応の時間をとる(着いた日は水分を多めに取り、しっかり休む)
  →2,500m程度で一晩程度の順応時間があると良いそうです
 ・ダイヤモックス(高山病の薬)を服用する
<対応> 
 ・症状が出たら旅程よりも命が大事! 行きたくても諦めて標高を下げる。
  →勇気がいる決断だけどとても大事

 

甘くみないで高山病!! ロキソニンだけでの対処は危険

 今回、私が関わったケースで聞いたのは先ほど少し書きましたが、病院に受診し高山病の薬を手に入れようとしたけど、ロキソニンだけを処方されたということです。医師も悪気があったわけではないと思いますが、このロキソニンの処方と対処だけでは危険です。

 そもそも、痛みというのは体からの異常信号です。ロキソニンはその痛みだけを消し去る対処療法です。適切な処置と対応ができており、耐え難い痛みを和らげるという意味ではロキソニンは優秀です。ですが、体からのアラートを無視してそのまま動き続けた時、重症化の手助けをしてしまいます。なので危険なのです。

 少し意識がはっきりとして回復されたところで聞いたのですが、マチュピチュにいる時からすでに高山病の症状(頭痛)が出ていたようです。それに対して、ロキソニンの痛み止めを服用し体を騙し騙しウユニまで来てしまったようです。マチュピチュが2400mで高山病の症状が出ていたのにも関わらず、さらに標高を上げてしまい体からのアラートをロキソニンで打ち消してしまった結果、重症化したようです。

 ロキソニンは優秀な薬ですが、使い方を間違えると重症化に一役かってしまいますので、体からのアラートは無視しないようにしてください。

・ロキソニンは優秀な薬だけど、体からのアラートを無視してしまう可能性がある
・マチュピチュで高山病の症状が出ていたら、ウユニへは行かない(さらに標高が高い)

今回の事例について

 最後に今回私が関わらせてもらったケースについて匿名化&抽象化し簡単に紹介します。この記事を読んで同じような状態になる人がいなくなることを願います。

発生から診断まで

 夕方過ぎにホステルスタッフより、「日本人の様子がおかしい、コミュニケーションも取れないから助けて欲しい」とSOSあり対応することになりました。その時点で声掛けに応答はするものの弱々しい声で「大丈夫」の一点張り(意識障害)。一時様子を見るも改善なく、意識喪失し階段から崩れるように落ちたため(座っていた)、病院へ搬送。

 搬送時、SPO2(体内酸素濃度)が50%。これは放置していれば死亡する水準です。すぐに酸素投与開始し、90%まで回復。高山病の注射などを打つ。本当に自室から出て来てくれていてよかった。1人で一晩過ごしたら亡くなっていたかもしれません。

 その後の医師の診察によると、急激な高地への移動(標高差2000mを超える移動)により、高地肺水腫(肺に水が溜まる)が起こり、酸素の取り入れが難しくなったことから、高地低酸素脳症→高地脳浮腫へとなっていただろうということでした。

 至って健康な30代の男性でしたが、意識障害が発生しコミュニケーションもほぼ取れない状態でした。半昏睡状態で、医師の診察の結果次の日に低地まで搬送することが決定されます。

搬送には時間もお金もかかる

搬送には経済的負担も

 搬送といってもここはボリビア、救急車で7時間かかりました。それも悪路。しかし、酸素吸入を外すわけにはいかないので、救急車を利用です。不幸中の幸いだったのは、救急車での搬送が可能だったこと。症状が悪化し、空路での搬送が必要になった場合には100~200万円の搬送料がかかるようでした。救急車でも請求は50万円でした。海外での救急搬送は命には変えられませんが、経済的にも大きな負担となります。

支払いは保険が効いた

付帯保険がきいてよかった

 不幸中の幸いですが、クレジットカードの旅行付帯保険が使えました。それも、プレミア会員だったということで、今回の医療費はほぼそれで負担できるということのようです。改めて保険の大事さを痛感です。

 クレジットカードの付帯保険、ノーマルだと50万円までの上限だったのでノーマルだと足が出そうでした。すこし良い保険に入っておくと安心かと思います。また、保険の適応についてもしっかり確認しておくことが必要です。今回のケースでは、クレジットカードで飛行機のチケットを購入していたことが幸いしました。

症状と経過

 発生当初は本当に意識混濁状態、SPO2が50%と聞いた時には本当に死んでなくてよかったと思いました。そして、意識も回復するんだろうか?と心配だったのです。

 が、低地の病院へ移動し、酸素吸入を続けしばらくするとだんだん意識もはっきりし、数日後には自分でスマホを触りやりとりができるくらいまで回復したので一安心でした。

 ただ、私がその場を離れた時には、コミュニケーションはだいぶできるようになっていたものの、姿勢を維持したり自立歩行することは難しいようでした。医師が言うには1週間ほでで回復するだろうと言うことだったので、後遺症なく回復することを祈るばかりでした。最後には、はっきりと挨拶しお別れしましたので、よくなることを祈りその場を後にしました。

 後日連絡があり、1週間ほどの入院を経て無事自力で日本に帰ることができたようです。良かった〜!

まとめ

 マチュピチュ&ウユニでの高山病についてでした。日本人にも人気が高いマチュピチュとウユニですが、高山病による重症化リスクがあることを知っておいて欲しいと思い記事にしました。高いチケット、遠い南米、ずっと行きたかった場所という気持ちはわかるのですが、やっぱり健康と命あっての旅だと思いますので、体調が悪くなったらぜひそちらを優先して欲しいと思った次第です。

 それでは、みなさん正しい知識とゆとりあるスケジュールで、楽しい旅を続けましょう!!

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