【アルバニア】首都ティラナの街を観光。半日モデルコース紹介します。最後には安くて美味しいアルバニア伝統料理のおすすめレストランも。アルバニア料理を食べたい人は必見!!

 こんにちは、けんたびのけんたです。今回はアルバニアの首都ティラナの街を半日で観光しましたので、自分が巡った順に紹介します。もう観光で疲れるのは嫌なので、ゆったりまったり疲れない程度にが最近のモットーです(笑 ティラナは観光スポットが中心部に集まっているので歩きやすかったのと、個人的には本物の核シェルターに入ることができたのが印象深かったです。最後には、グルメ情報!! 安くて美味しいアルバニア料理のレストランを紹介します。それでは、どうぞ!

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もくじ

スカンデルベグ広場 / Skanderbeg Square (map)

 まずはスカンデルベグ広場なるところに行ってみました。ティラナの天気は気まぐれで、最初晴れていたのに途中で雨が降ったりします。広場に行く途中で雨が降り出してきたので、広場近くのカフェに避難。ちょうどいいやと思い、アルバニア名物ファストフードの「スブラキ」なるものをカフェレストランでいただきました。

ソウルフード?スブラキ

 スブラキはアルバニアの人気ファストフードらしい。ソウルフードとまで言えるかはわからないけどメジャーとのこと。お肉は割とカリカリな感じでベーコンみたい。ポテトなども挟まれておりかなりボリューミーなファストフードでした。普通に美味しかったです(こちらのお店で食べました)。

 さて、腹ごしらえをしながら雨宿り。しばらくすると、雨足は弱まったようで広場に行くことに。前線が抜けていくような風と湿度です。ポツポツ降ってはいますが、傘はなくてもなとかなるぐらいの雨でした。

スカンデルベグ像

 この広場に鎮座するスカンデルベグの像。この人はアルバニアの英雄として讃えられているそうです。ちょっと調べてみたところ、15世紀に激強オスマン帝国の侵攻から25年間アルバニアの独立を守り続けた人なんだとか、故にアルバニア人の自由と独立を守り抜いた、誇り高き戦士として讃えられているそうです。

 そして、アルバニアのインパクトのある国旗。この双頭の鷲もスカンデルベグの家紋に由来するんだそうです。すごい人だったんですね。スカンデルベグという通称は実は、「アレキサンダー大王のような」という意味合いらしいですよ! アレキサンダー大王は北マケドニアのスコピエの広場にあるちょーすごい人です。アレキサンダー大王についてはスコピエ編のブログをご参照ください。

 この広場にはもう一つこんなものがあります

国立博物館のモザイク画

 今回、博物館には行きませんでしたが、広場から国立博物館のモザイク画を見ることができます。ちゃんと作品名があり「アルバニア人(The Albanians)」というタイトルらしいです。古代から現在までの歴史を象徴的に描いているそうですよ。

ジャーミア・エトヘム・ベイ・モスク/Et’hem Bey Mosque(map)

 スカンデルベグ広場に併設するモスクです。モスクの表記(名前)は複数あるようです。ひとまず上記で行こうと思います。イスラム教のモスクです。

モスク

 今回は中に入らず外観だけ拝みました。というのも、中央アジアから何個のモスクを見たかわからない。。。もぅ、ちょっとお腹一杯感は否めないのです(笑 でも、外装の装飾も美しくて、個人的にはなんかいい感じのモスクだなって感じました(笑

バンクアート2/Bunk’Art 2(map)

 個人的にティラナで一番よかったのがここの博物館であり、美術館。人類の負の遺産は自分の興味関心があるジャンル。というのも実は私、心理学が専門なんですが、人間って善なる生き物でもあり、条件が整えば簡単に殺人もなんでもする生き物で、これが不思議で心理学に興味を持ったのです。

 故に、このアルバニア。共産主義時代の独裁政治、そして強硬な鎖国に無宗教政策というヨーロッパの北朝鮮と呼ばれた国の歴史は興味深いなと感じたのです。

 このバンクアート2は、鎖国時代に造られた本物の核シェルター(本気で核攻撃を恐れていた)を改装し、共産主義時代の歴史を伝えるアートミュージアムとして、アルバニアの負の歴史を伝える場になっています。

入り口
入り口は被害者の人の写真かな?

 入り口から物々しい雰囲気です。これらの写真は被害者の写真なんでしょうか。ちょっと説明もなかったので詳細は不明です(その後調べて、被害者ということがわかりました)。階段で地下のチケットオフィスに続いているので降りていきます。

チケット売り場

 料金は900all(1,500円くらい)でした。値上げしたようです。

 ここで共産主義と独裁政治について少しだけ説明です。アルバニアは第二次世界大戦後から1991年まで40年に渡り、強固で独特な共産主義体制でした。その体制は孤立的で、同じ共産主義を掲げていたソ連や中国とも絶縁し「純粋な共産主義」を掲げ鎖国状態となったそうです。1967年には世界初の「無神論国家」を宣言し、すべての宗教活動を制限しました。これは今のアルバニア国民にも影響を与えており、イスラム教が一応多いアルバニアですが、この政策の影響により、みんなそれほど厳格ではありません。そして無宗教の人も多く、そういう意味では日本とも親和性があるかもしれませんね。この鎖国時代は、秘密警察により国民を厳しく監視。反政府的と判断されると、投獄・拷問・処刑もあったようです。そして、この核シェルターは外国の侵略を恐れ、全国に17万個も作ったそうな。共産主義故に、中央政権的経済で経済の効率が悪く、国民は激極度の貧困に苦しんだそうです。独裁主義になると、政権を握っている人間も常に自分の命を狙われているのではないかと思い、安心するために恐怖を使い、恐怖を使われた国民は恨みを募らせていくという泥沼になり悲劇が形成されるということを学びました。

 そんな過去を持つアルバニアですが1991年に共産主義が崩壊し、その後は民主化が進み30年ちょっとの時を経て、今のオープンで素敵な国になったようです。

本物の核シェルター

 内部は本物の核シェルターを利用しているので、それだけで物々しい。狭い通路を歩きながら展示を見ます。そして、密閉度の高い核シェルターに観光客がかなり多いので中の空気はまじで澱んでます。それがまたリアルです。この先いくつか写真を載せますが、ちょっと過激な写真もあります。載せるかどうか迷いましたが、負の歴史を過激だからという理由で隠すのは、人間が犯すであろう過ちを隠し、過去を繰り返し同じ道を歩むことになると思うので、掲載いたします。苦手な方はサラーっとスクロールしてもらうか、見ないでもらうのが良いかもしれません。すみません🙇‍♂️

当時の銃の展示
拷問を受けて精神異常をきたした女性についてのパネル
絞首刑になった牧師さんの写真
極貧生活で毎日人が亡くなった
シェルター内にある牢獄
当時の様子を表した作品 映像は生々しい

 中の展示はなかなか生々しい展示も多数あります。そして核シェルターという特性が、その雰囲気をさらに倍増して、感覚的にも訴えかけてくるアートミュージアムでした。こういう展示は割と免疫がある方かなと思っていたのですが、想像以上に息が詰まりウッとくる感覚になりました。でも、その分インパクトがあり自分としてはとても勉強になりました。

 バンクアート2のよりリアルな様子をyoutubeで配信しています。よかったら併せて見ていただけると嬉しいです😊

余談:共産主義が偏る理由

 こんなことを書くのもあれですが、共産主義ってなんとな〜くの理解になっており、なんで共産主義=悪いというイメージなのかって、雰囲気で理解しているけど実際どうなんだ?ってちょっと思ったので、自分の備忘録を含めて余談としてまとめることにしました。そんなの常識でしょ!という方は呼び飛ばしてください(汗

 共産主義の主張は、「すべての人が平等に生きられる社会を目指す思想・仕組みのこと」だそうです。元はカールマルクスの思想なんですね。簡単にいうと「お金持ちや貧乏な人の差を無くして、みんなで協力して働き、利益を平等にわけある社会を作ろう」という思想です。これだけ見ると、別に悪くないじゃんっていう感じですよね。それ故に、多くの共産主義国家が誕生したのです。つまり、みんな格差のない平等でみんなが幸せになれる社会を作ろうとしたんですね。

 しかし、この思想。みなさんもうご存知だと思うのですが、「理想は美しいけど、現実はとても難しい」思想です。理想と現実のギャップ、個人の努力が報われず、生産性が低下し、経済が低迷。そして、国が管理することによる国民の不満、さらに管理する側のごく一部の特権階級が作られ、ここが独裁政治へとつながる。独裁体制となった後は、特権階級は国民等からの恨みや復讐、暗殺に対し不安を抱き、恐怖し、監視を厳しくする。国民は一部の特権階級からの厳しい監視や搾取に不安、恐怖し、恨みを募らせていくという負の連鎖に陥っていくということのようです。

 みんなが幸せになるように願う思想が、不安と恐怖の鎖にがんじがらめにされてしまうなんてなんとも切ないですね。それが共産主義のリアルなようです。なので、共産主義=悪ではなく、共産主義という考え方自体はポジティブだけど、それを実現するには理想と現実のギャップが大きく、達成できないばかりか、悪循環という落とし穴があり悲劇に繋がってしまったというのが今回まとめての理解です。

外の世界は開放的だ

 といことで、地下から外に出てきた時の開放感はすごかったです。ありきたりですが、当たり前の日常のすばらさを感じました。

復活大聖堂 / Resurrection of Christ Orthodox Cathedral(map)

 バンクアート2からすぐ近くにあるキリスト教の大聖堂です。丸いデザインの教会で、どこかでモスクを改修したからと読んだのですが、どうやらそれは誤情報らしくキリスト教の建築として元々作られたようです。こちらはサラッと見学して終わり、中にも無料で入ることができます。

大聖堂

エンヴェル・ホッジャ博物館 / Pyramid of Tirana (map)

 こちらも共産主義時代の負の遺産とされているようですが、いろいろ変遷があり面白い建物になっています。1988年にエンヴェル・ホッジャ氏を讃えるために造られた当時はアルバニアで一番高価な建築物だったようです。建築に携わったのもホッジャ氏の息子夫婦という絵に描いたような独裁政権に見えますね。

ピラミッド型の建物

 ミュージアムと表記されていますが、現在は多目的文化施設として若者向けのワークショップを開催されたり文化交流の拠点として使われてるようです。ミュージアムの表記は共産主義時代にホッジャ氏の博物館として造られたためその名前が今も残っているだけであり、今現在は博物館としての機能はありませんのでお気をつけください。

 この建物は負の遺産として造られたものの、その後リノベーションし変遷を経て若者向けの教育施設、イベント施設として活用されています。負の遺「産独裁の象徴」から教育資源「未来への希望」として活用するというのがすごい施設ですね。

ピラミッドの上からサンセット
今は市民の憩いの場

余談:独裁政権崩壊後も血は流れなかったアルバニア

 独裁政権が崩壊したあと、実はほとんど血が流れることなく静かに終焉を迎えたそうです。大体、独裁主義の終わりは独裁者が処刑されたり、国外追放されたりと血生臭い話が流れるのですが、アルバニアはほぼ無血での終焉。その背景には独裁色が強かったエンヴェル・ホッジャ氏はすでに亡くなっており怒りの矛先が曖昧だったこと。息子夫妻はどちらかというと建築家として認識されていたこと、そんなことよりも国の貧困や生活の再建の方が大変だったこと、宗教や民族対立がなかったことなどの要因があったようです。ホッジャ家のご夫婦もティラナで静かに暮らしているそうです。

 なんかいろいろすごいですね。アルバニア。歴史を知ってまたアルバニアの魅力を感じてしまいました。

公園の風景

アルバニアの料理を食べる。おすすめのレストランは Tek Zgara Tirones / テク・ズガラ・ティロネス (map)

 一通り周ったら最後はアルバニアの伝統調理を食べにレストランへ。テク・ズガラ・ティロネスというお店、ティラナ風グリルのお店という意味らしい。店員さんも親切で良い雰囲気だし、アルバニア料理を食べることができて、お値段も安いということで、おすすめです。

お店の外観

 注文したのはこちら

料理は二品注文

 左下の料理がファルジュサ(Fergesë)という料理。ピーマンや玉ねぎ、トマトなどの野菜とチーズ、バジル、バターを混ぜてオーブンで焼き上げた料理です。
 右下がタブ・ゼウ(Tave Dheu)。羊や牛のホルモン、玉ねぎ、パプリカを混ぜ、フェタチーズにオリーブオイルを加えて焼き上げた料理。

 どっちも食べてみたくて両方注文してしまいましたが、ちょっと失敗。というのも味付けが似ていた+濃厚で重い(笑 美味しいし、ビールにめちゃくちゃ合うんですが、両方とも結構チーズを使っていて、チーズが濃厚で美味しい分、重かったです(笑

 ここのお店のタブ・ゼウは牛だと思います。全く癖がなくて羊肉は苦手ですという方も問題なく美味しく食べられると思います。

 ビールはKORCA(コルチャ)という、アルバニアで愛されているローカルビール。このビールも香りが良くてとても美味しいですが、ここはドラフトビール(直接注ぐビール)がありまして、こっちの方が安くて美味しかったです。スモールジョッキで80レク(132円)です! 自分も飲み比べましたが、飲み比べてみても面白いと思います!参考までにメニュー表載せておきます。

まとめ

 ティラナの観光、半日で巡ったルートを紹介しました。個人的にはやっぱりバンクアート2が歴史を学べたのと、本物の核シェルターの雰囲気を味わうことができて印象深かったですね。見どころが中心に集まっているので、それも個人的にはgood ポイント! みなさんもゆっくり周ってみて下さい。

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