芸術の都ウィーンを観光します。街を歩くだけでレベルが違うことがひしひし伝わってきます。今回はウィーン観光に欠かせないウィーンパスを使って観光しました。見どころが多くて大変。自分が観光してみての反省点とそれを踏まえたおすすめの回り方を紹介します。
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ウィーンパスと市内の移動方法について
ウィーンを観光する前にウィーンパスなるものについて解説です。これはウィーンを観光するのであれば、マストで購入する必要があるパスだと思います。
ウィーンパスとは
ウィーンを観光するのに便利、かつお得なパスです。主要な観光スポットは網羅されていて、その数なんと70以上だとか。さらに、ホップオン・ホップオフ観光バスというウィーン市内を巡回しているバスにも乗り放題(ちょっと注意が必要ですが)という優れたパスです。というか、ウィーンの博物館、美術館のチケットはかなり高額なので、複数箇所回るのであれば必須です。
ウィーンパスの詳しい紹介はこちらのサイトを参考にさせてもらいました。

ただ、チケットは大変高額。1day pass で89ユーロ(15,300円)、2days passで125ユーロ(21,500円)です。他にも3days と6daysがあります。自分は1dayでなんとか回ろうということで、1day passを購入しました。
なお、チケットは公式ホームページから購入可能で、チケットをすぐに表示できるようにホーム画面に入れておくと便利です。チケットは最初の博物館の入り口を入場したタイミングから開始されるようです。以前は24時間券といった表示だったようですが、今は1日券といった表示になっているので、その日限りになってしまうかもしれません。お気をつけください。
自分が回ったところはどれだけお得だったか?
自分が1日で回りパスを使って入場したところの料金です。1ユーロ170円で計算。
| 施設名 | 通常料金 |
| シェーンブルン旧殿 | 34ユーロ / 5,780円 |
| 馬車博物館 | 12ユーロ / 2,040円 |
| ベルヴェエーレ宮殿 | 21ユーロ/3,630円 |
| 国立図書館 | 8ユーロ / 1,360円 |
| ウィーン王宮宝物館 | 16ユーロ / 2,720円 |
| 美術史美術館 | 23ユーロ / 3,910円 |
| ホップオン・ホップオフバス | 39ユーロ / 6,630円 |
ということで、合計153ユーロ(26,010円)でした。1day pass (15,300円)を購入していたので、10,700円ほどお得に! 移動にホップオン・ホップオフバスを使わなかったとしてもお得になります。
観光するにあたってウィーン市内の移動について
ちょっと補足というか、自分が回っていて気になった点だけ書いておきます。それはズバリホップオン・ホップオフバス! 確かに、ウィーンパスが使えて二階建ての気持ちの良いバスなので使っていいんですが、意外と待ち時間が長かったのと、周遊しているので時に大回りになってしまいタイムロスが大きかった印象です。目の前に停まった場合に使うのはもちろんGoodですが、来ていないバスを待つと意外と待たされることがあるのでお気をつけ下さい。
自分は前日に購入した24時間券が切れるまでは両方併用して使いました。公共交通機関を使った経路を検索すると無駄なく向かえるので時間の節約になるかもしれません。
ウィーンパスもう一つの大きなメリット
自分がウィーンに滞在したのは7月だったのですが、ハイシーズンは混みます。チケット売り場には長蛇の列が。
列に並んでチケットを購入するとそれだけで、タイムロスに。ウィーンパスはシェーンブルン宮殿を除き(他にあったらごめんなさい)、チケット売り場に並ばずに直で入ることができました。これは思った以上に大きいメリットでした。なので、ウィーンパスと行きたいところの料金がトントンくらいでもウィーンパスを購入するメリットは大きいと思います! ということで、ウィーン観光ではマストアイテムです。
ウィーンの街を観光する
それではいよいよウィーンの街を観光です!見どころ多すぎです。回った順番に紹介します。
シェーンブルン宮殿(map)
最初に行ったのはシェーンブルン宮殿。ここだけ他のスポットから少し離れているので先に行ってしまいました。シェーンブルン宮殿は、バロック様式(豪華絢爛な建築様式)の宮殿で、かの有名なハプスブルク家の夏の離宮として使用されていたそうです。ここの宮殿はユネスコ世界遺産にも登録されているようです。

自分が行った場所ではウィーンパスを持っていてもここだけはチケットオフィスに一度立ち寄らないと行けませんでした。

受付で、全部回れるチケットにアップグレードしますか?と聞かれます。そうです。ウィーンパスは中央の間はみれますが、全てを回ることはできません。全部見て回るには追加料金がかかります。ちょっとやり方がせこいです(笑 そんなお金はありませんので、ウィーンパスで入れるところだけ回ることにしました。

入場するとオーディオガイドが配られます。自動で音声ガイドしてくれる優れもので、日本語もあって助かりました。

ただ、宮殿を見るだけかと思ったら、プロジェクションマッピングを使った説明がされていて、想像以上に面白かったのと、理解が深まりました。宮殿がもし話せたらというコンセプトで、歴史を振り返りながら解説してくれます。
そして、宮殿と肖像画と初めてみましたが、圧倒される美しさです。個人的には肖像画の美しさに目を奪われました。

絵もさることながら、この額縁どういうこと?っていう華やかさです。

馬車博物館 (map)
シェーンブルン宮殿の敷地内にある、馬車が展示されている博物館です。儀礼用の馬車から日常生活で使っていた小さい馬車、いつ使うんだ?という華やかな馬車までいろいろ展示されています。
あまり人気はないようで、宮殿の後に行くと人が少なくてホッと一息つけるかもしれません(笑



ベルヴェデーレ宮殿 (map)
シェーンブルン宮殿を観光したのちホップオン・ホップオフバスに乗ったらベルヴェデーレ宮殿の前についたので、先に入ることに。宮殿を使った美術館といって差し支えないと思います。2025年7月現在、クリムトの名作「接吻」、そして有名なナポレオンの肖像画「アルプスを超えるナポレオン」はここに所蔵されています。

5ユーロだったかな?正確な金額は忘れてしまいましたが、入り口付近でオーディオガイドのレンタルがあります。自分は試しに借りてみたのですが、日本語にも対応しており大変優秀でした。解説もかなりボリュームがあるので、気になった絵だけ解説を聞くという感じでしたが、勉強になります。もしよかったら借りてみてください。おすすめです。
接吻はクリムトの最盛期にして最高傑作と言われているようです。クリムトは女性を中心に人間の官能や愛、生の循環といったテーマで描くことが多かったようです。画材には金や銀がふんだんに使われているそうです。女性の頬に口付けをしているところなのか、それともこれから口付けをするところなのか、見る側に委ねられているんだとか。華やかで、男女の愛の絶頂を表現しているのかもしれません。

こちらも大変有名な絵画。もちろん初めてみたんですが、その大きさにびっくりしました(笑)。この絵画ってこんなに大きかったんですね。知りませんでした。
近くで見ると照明が反射してしまい全体を綺麗に見れなかったのが残念。ちょっと離れると反射が抑えられ綺麗に見ることができます。

こちら、エゴン・シーレの「死と乙女」(1915)という作品だそうです。初めて知った画家ですが、一番印象に残ったので紹介です。そして、気になったので何気なくオーディオガイドで解説を聞いたんですが、クリムトの接吻と構図が同じであり、影響を受けている作品ということでした。これ聞いた時、なんかゾクッとしました。
クリムトの接吻が永遠の愛と男女の調和を象徴しているのに対し、シーレの死と乙女は不安定で死や別れを象徴しているようです。正に陽陰の絵画。久しぶりに感動しました。
ものすごい数の絵画が展示されています。絵画や芸術に疎い自分でも(絵は好き)、理屈抜きに訴えかけれる絵画がすごく多かったです。詳しい人や精通している人が訪れた日には1日余裕でいられるんじゃないかと思います。
回っていて、自分が目に留まった絵画いくつか貼っておきます。



ウィーンを回った中で、個人的にここが一番面白かったです。ここはまたゆっくり見に来たいなと思いました。
国立図書館(map)
世界で最も美しい図書館の一つに数えられている図書館ということで、行ってみました。サウジアラビアでも行ったので、比較してみた方はサウジアラビアの図書館の記事も併せてどうぞ。


確かに美しい。サウジアラビアの図書館が近代的なデザインの図書館だったのに対して、ウィーンは完全歴史という時間を兼ね備えた美しさです。映画のセットか何かですか?という感じ(笑 ハリーポッターとかで出てこなかったっけ?

ただ、こちらの図書館は本を実際に手に取ることはできないのと、このホールは完全観光用で、図書館の美しさを見るという感じです。実際の図書館としての機能は別のところにちゃんとあるみたいです。サウジの図書館は現役で地元の人が使っていたので、そういう意味でもだいぶ違うかもしれません。割とすぐに見終わります。

Imperial Treasury Vienna ウィーン王宮宝物館(map)
図書館のすぐ近くにあるこちらの王宮宝物館。個人的には面白そうだなと期待して行ったのですが、う〜ん。ちょっと残念だったカナ。チラシとかには宝石がふんだんにあしらわれた王冠が使われていて目を引くんですが、中は結構衣類とかの展示も多く、思ったほど華やかさに欠けるなというのが正直なところでした。
もちろん、王冠もありますしその他の展示物も貴重なものなんだと思うのですが、なんかグッとこない感じでした(笑 ウィーンパスを持っていたらみないのも勿体無いので、さら〜っと見ることをお勧めします。
そして、館内が非常に暗かったこともあり写真を撮っていなかったようです。すみません。逆にいうとそういう感じでした。
美術史美術館(map)
世界有数の巨大美術館で、ハプスブルク家のコレクションを基盤にものすごい数の芸術品が並びます。とにかく規模が大きいです。


色々あるんですが、2階にある絵画がやっぱり良かったです。そして、ここにも有名な絵「バベルの塔」が所蔵されています。

この美術館も1日かけてみてもいいくらいの規模です。
ここまでが初日、1日で回った場所になります。これより先は別日に回りました。正直なところ1日では到底見切ることはできませんでした。ウィーン観光を中心に旅行される場合は複数日のウィーンパスを購入されることをお勧めします。
シュテファン大聖堂(map)

実はウィーンにきて最初に来たのがこの大聖堂だったんですが、圧倒されます! ほんとに大きくて美しくて荘厳。中は有料区画もありますが、基本的に無料で入れます。

そして、オルガン!ぜひオルガンで演奏されているタイミングで訪れて欲しいです。少し待っていれば何かしら流れるような気がします(詳しくわからずすみません)。オルガンの音と響きがものすごい美しかったです。
ペスト記念塔(map)
街の通りの真ん中にある記念塔です。ウィーンもペストが大流行し、10万人以上の方が亡くなったそうです。ペストが収束したことを記念して建てられた塔です。ペストの収束を記念したモニュメントはいくつかあるようですが、その中でも最も美しいと言われているようです。

コロナを経験した今、パンデミックの恐ろしさと大変さ痛感しているわけですが、さらに以上な致死率だったペスト。当時は大変な恐怖だったろうと、考えただけでも恐ろしくなります。犠牲になった方々の冥福をお祈りします。
ヴォティーフ教会(map)
実はノーマークだったのです。この教会。フロイト博物館に向かう途中にとんでもない建物が出てきて、なんだこれはと思ったのが出会いでした(笑 大変荘厳な教会です。そして、ここの教会はステンドグラスが美しかったです。


ジグムント・フロイト博物館(map)
こちらは行く人は限られているかもしれませんが、自分の専門領域を考えるとここは外せない場所。無意識を理論的に体系化したジーグムントフロイトとその娘アンナ・フロイトが診療所として使っていた建物を使った博物館です。ウィーンパスに含まれていますが、こちらは違う日に一般チケットを購入して行きました。



内部は上の写真みたいに完全展示スペースになってしまっていて、当時の診療室の雰囲気やものはほとんどなかったのがちょっと残念。もうちょい復元でも良いので当時の雰囲気を感じられると良かったかなぁ。写真などは展示されていました。

超貴重な映像資料は、なんとなく鋭い眼光のイメージが強いフロイトの人間らしいというか穏やかな様子を垣間見ることができて良かったです。

お土産コーナーもここにしかないものが売っていておもろかったけど、15ユーロ(2,500円)は高すぎるやろ。


グルメ、レストラン情報
ウィーンでの外食は正直めちゃくちゃ高いです。なので、自炊しながらちょっと気になったもの食べたり、行ってみたいカフェに行ってみたりという感じで外食をしました。あとは、どうしても昼食とかお腹空いた時におすすめなファストフードも紹介します。ウィーンの中では割と手頃に食べられて、ウィーンの名物で、おすすめです。
ウィーナーシュイッツナァーとカフェ文化Café Eiles(map)
実はウィーンのカフェ文化はユネスコ無形文化遺産に登録されている、伝統的で生活に溶けこんだ文化になっています。社交の場として昔から機能していたようです。ということで、グロリアに相談したら、ここのカフェが割とリーズナブルだしおすすめということで行ってみました。




こちらがオーストリアの伝統料理ウィーナーシュニツェルです。せっかくなので食べてみることに。薄い豚肉にパン粉をつけて揚げた料理です。驚いたのは甘いジャムで食べること。これは日本にはない組み合わせです。
味は、う〜ん。正直なところ日本のとんかつのほうが美味しい(笑 もちろん不味くはないし、普通に美味しいんですが、ちょっと薄すぎるかな〜というのと、ハズレを引いただけかもしれないけどちょっと豚肉の匂いが悪かったという感じです。ビールとの相性はGoodでした。サラダも甘酸っぱい感じと多分マスタードかな?混ざっていて、こちらも日本ではあまり馴染みのない味だったので面白かったです。
フロイトが通ったカフェ カフェ・ラントマン(map)
そして、こちらのカフェ。ジークムントフロイトが通ったというカフェです。これは行かねばということで行ったんですが、一流が通うところはやっぱり一流でした。


コーヒー飲もうと思ったんですが、ビールとほぼ金額変わらず、一杯1000円近かったのでそれならビールかということでビールにしました。ウィーンは物価高いんですが、ここのカフェはその中でもより高い設定でした。値段も一流です。


Leberkas-Pepi Wien Operngasse / レバーケース・ペピ ヴィーン オーパーンガッセ(map)
こちら、ザグレブで知り合ったウィーン在住の日本人の女の子に教えてもらったお店です。レバーゲーゼという食べ物らしいですが、ウィーンの中では割とリーズナブルで(高いけど)ボリュームがあって、そしてウィーンならでは?ということのようです。

ミートローフのようなお肉を目の前でカットしてバンズに挟んで提供されます。値段はgにより変わるようですが、日本円で800円くらいです。レバーを使っている程らしいんですが、レバーの味は全くせず、美味しいハムとかソーセージとかそんな感じで、これがなかなかお手頃で美味しいかったです。
ビールと一緒にがぶりついている人もいましたが、フォークナイフでバラしておつまみ的に食べている人もいました。これ、おすすめです。
やりたかったけど今回見送ったこと、いけなかったところ
最後に、ちょっと行きたかったけど今回行けなかったところ、できなかったことについて備忘録がてら書いておきたいと思います。これから行く人はぜひ体験しみてください。
コンサート鑑賞
一つは本場ウィーンでオーケストラを聞きたかった。色んな人のブログを読んだら10ユーロ(1700円)くらいで聴けるという話もあったのですが、調べてみたところ、60ユーロくらいからになっていたので、ちょっとこれ以上は出せないということで、断念。次回来た時には聞きたいですね。
天使の歌声
こちらも同じ音楽鑑賞。ウィーンの少年合唱団の歌声を聴いてみたかったです。こちらは週末のミサなどに足を運べば有料ですが鑑賞することができるんだとか。こちあも次回に持ち越しです。
博物館など
1日では回りきれなかった博物館がいくつか。シシィ博物館、アルベルティーナ博物館にも行ってみたかった。これも次回です。
ヴィクトール・フランクル博物館
そして痛恨のミス。「夜と霧」で有名な心理学者ヴィクトールフランクルの博物館。これはあることそのものを知らず、フロイト博物館の後にカフェ・ラントマンでビールを飲んでいる時なんとなく調べたら博物館があることを知るという痛恨のミス。週に3回のみの開館で曜日的に行くことが叶いませんでした。
フロイトより断然フランクル派の自分としては痛恨のミスでした。。。もしかしたらこの旅でもう一度ウィーンを通るかもしれないので、ここだけでも寄りたい😭 という感じです。
おまけ グロリアと再会
実は昨年の8月スリランカのシギリヤロックでたまたま知り合ったグロリア。ウィーンに行ったら会おうという約束をしていたんですが、本当に会うことができました。

国会議事堂の中に入れてもらったり、グロリアのお兄さん主催のバーベキューパーティに招待してもらったり、晩御飯もご馳走してくれるなど至れり尽くせりなおもてなしを受けてしまいました。これは日本に帰ったら日本に招待しなければ! おもてなし返しができる日を心待ちにしております。ほんとにありがとう!



まとめ
ウィーンはレベルが違かった。。。とてもじゃないけど1日では回りきれないです。そして、特級の芸術に触れることができて理屈ではなく感情に訴えられるという経験を久しぶりに味わうことができたのが収穫でした。ウィーンはまた短期の旅行としても来たいなと思いました。そして、グロリアとの再会。旅で知り合うのは特別な体験。再会できた時の喜びは2倍マシです!
長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。だれかの役に立ったら幸いです。ウィーンすげーなと思った方、ブログ村のアイコンをクリックして応援お願いします! それでは、Have a nice day♪


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