こんにちは、けんたです。今回はダハブでダイビングと言ったらのブルーホールに潜ってきましたので、ダハブのダイビング事情と注意点などなど紹介です。旅人の墓場という異名を持つダハブ、一方でダイバーの墓場との異名も。それはダイバーにとって楽園だからではなく、本当に墓場だったから。。。という、ちょっとホラー要素あります。それでは、どーぞ!!
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為替:1egp=3円(2025/3)
ダイビングの予約はホテルで可能!! 金額は!?
前の記事で説明したこちらの宿、ディープブルーダイバーズホステル / Deep Blue Divers Hostel ダイビングショップも兼ねているので、受付のスタッフさんにダイビングしたいんだけどと相談すればとんとん拍子に進んでいきます!!

自分は今回2日間だけ潜ることに。到着した日の海が穏やかで綺麗すぎて、「いや〜これはやっぱ潜らんとな」と思ってしまったのです(←潜らないつもりだった!?笑)。
ホテルのショップを使ってみての感想は、かなりちゃんとしている!笑 書類から説明から、丁寧で安全にもしっかり配慮しているという印象を受けます。海外の辺鄙なところだといい加減なところも中にはありますが、ここは全くそんなことなかった。むしろ日本よりしっかりしてる?というくらいでした(笑

レンタルもフルレンタルだったけど、ちゃんと整備されているし、ウエットスーツも穴が空いている!とかそういうことなく快適なレンタル品だったので、安心して使うことが可能です! あと、ゼンさんという日本人インストラクターもいるので、ダイビングに不安があったり、海外でライセンス撮りたいけど英語が。。。という方も安心して依頼することができるのもGood!(まわし者じゃないですよ(笑)) では、お値段です
2日間でいくらかかった?
料金は潜る場所と人数によって若干変動するようですが、自分はこんな感じでした。
1日目:町中にあるポイントビーチ2本
フルレンタル込み 1本25ユーロ (約4100円) ✖️2本 = 約8,200円
2日目:キャニオンとブルーホール で2本 + フルレンタル + 撮影用カメラ(canon power shot SX260HS)
ダイビング費 2本で60ユーロ(約9,777) + 入場料10ドル(1,500円) + ランチ代(食べた分/420egp/1,250円) + カメラレンタル20ユーロ(約3300円) = 約15,830円
今回他に潜る人がいなくてマンツーマンだったんだけど、ガイドついてフルレンタルついてこの金額なら安い!! 不満点としては、カメラレンタルは型式とかを考えるとカメラ代だけ異様に高いことくらい(笑

あと、2日目は車代などもあり人数が多いと少し割安になるとかそういうこともあるので2本込みの金額で表示しています。なお、料金は改定や、シーズン、為替によっても変動すると思うので、あくまで参考に留めてください。
潜ったポイントはこちら/ダハブ内
ブルーホールが有名なポイントな訳なんだけど、ブルーホールはその名の通り巨大な穴になっていて、底がない。故に中性浮力のスキルや、何かトラブルがあってもパニックにならずに自分で対処ができるといったスキルが必要! つまり、中級から上級者ポイントなのです!! なので、1日目はインストラクターといえどもスキルチェックのために穏やかな海に潜ってスキルを見られます!
マシュラバ
ダハブの街にある木造のアーチ橋。そこを歩くとダイバーが潜っている姿を見ることができる。そのポイントがそう、「マシュラバ」 到着した日はあんなにも穏やかでキラキラしていた海なのに、よし潜ろう!という日には曇りで爆風というね!! まぁーいいですよ。潜ってしまえば風なんて関係ないから!笑 と強がってみる
海の中はすり鉢状の構造で、丘を越えてはまた潜ってという感じ。中には人口の椅子?とかドンキー(ロバ)?のモニュメントがあって、そこに魚がいついていました(笑 一番奥にはちょっと大きな根が。キンギョハナダイの群れがおよおよと。あとは、久しぶりにマンジュウイシモチを見たのがよかったかな(笑
ライトハウス
もう一つがこちらライトハウス。ハンバーガー屋さんの前から潜ります!! ちょっと距離があるので車で移動。
こちらもダイバー多数。というか、曇りで風が強いから寒い。。。寒いのはテンション下がっちゃうなぁ〜と思いながらの2本目
透明度もあまり良くなく、まぁまぁ〜と思いながら潜る(笑 あまり印象に残ったものもなかったけど、象のオブジェクトが沈められていてそれが思った以上にクオリティが高くて面白かった(笑 あとは初心者ダイバーの練習用の輪っかなどがあったので、講習とかでも使われるポイントのようです💡
郊外
そして2日目! こっちが本番(笑 といっても実は最初3本予定だったんだけど、寒かったのと2本で満足しちゃったので一本早く切り上げというふぬけっぷり(笑
ザ・キャニオン The Canyon
こちらもダハブのメインスポットの一つ。だけど、正直ここは「え〜」って感じだったかな!?笑 初めて洞窟潜ります!という人だったら楽しいと思うけど、100本以上潜っている人には物足りないポイントかなと正直思ってしまいました〜。洞窟に潜って、その後外に出ると自分たちの呼気が隙間から出てシャンパンの中を泳いでいるような感じになります!! 洞窟ポイントの現象ですね✨ これは人がダイバーが多いほど綺麗に見れます!

ベルズブルーホール / Bells to Blue Hole
そして、ダハブのメインスポットブルーホール!! 正式名称は Bells to Blue Holeというらしい。Bellsというのは、ブルーホルへの通り道になっている水路がベルの形をしているから?とかなんだとか(笑 なので、ベルtoブルーホールなんだって。

ブルーホールは面白かった!! エントリーしてすぐに一気に深くなるので、耳抜き苦手な人はお気をつけて!(自分も苦手)。深くなった後にブルーホールに抜ける感じです。ドロップオフになっているので海底は見えず漆黒の闇。壁づたいに中性浮力をとって泳いでいくスタイル。壁にはキンギョハナダイやハナゴイなどの群れ(やたら多い)に、チョウチョウウオやヤッコなど南の魚がたくさんいて楽しい!! 今回はちょっと透明度に恵まれず15mくらいだったけど、ここは抜けていたらかなり綺麗だと思う。

ダハブの海の総評!!
2日4本で偉そうなことは言えませんが、やっぱりブルーホールが一番よかった! 欲を言えばもう少し透明度が良かったらもっと楽しかったかなと思う(←そりゃ、そーだ)。
あとは、水温が思いの外低くて寒かったのと、陸は風が強くて冷え切った体が温まらなかったのが辛かった。故に、ちょっとコンディションに恵まれなかった感じはあります! ただ、金額は安いしポイントが近いから集合が10時とかいう今までのダイビングで最高にゆっくりしているので、それは大好き❤️笑 ゆっくり朝寝坊して潜って、帰ってきても夕方。そこからビールが最高なポイントでした!(結局評価を左右するのは酒(笑)) 学生のサークル合宿とかにもおすすめだと思う!!

ダイバーの墓場
えー。ダイバーの墓場。ブルーホール。こういう異名がつくときはそこが快適すぎて居座ってしまうとかそういう比喩としてつくんだけど、ブルーホール。本当に墓場です。

はい。こちらフリーダイビングのメッカらしい。そして、今まで夢を追い求め、自分のやりたいことを追い求めた尊敬すべき先人たちが儚く散った場所なのです。
一応ご存知ない方もいると思うので簡単に説明。フリーダイビングとスキューバダイビングは根本的に異なります。なぜならば、スキューバダイビングは海の中で呼吸ができるから(笑 フリーダイビングは素潜りなので一息なのです。で、ここで知らない人は不思議かもしれないんだけど、なんと!フリーダイビングの方が圧倒的に深く潜れます!! これねびっくりされるトリビアね! 実は一般的なスキューバダイビング(より深く潜る方法もある)は圧縮したタンクから出てくる空気を吸っている関係で最大深度が40m、50mを超えると理論的には酸素中毒で死んでしまうという制限があります。つまり、呼吸ができるからこそ自然界にとって異質な存在であり、異質故に生理学的・物理的制限があるのです。

一方、フリーダイビングは自分の呼吸、つまり一呼吸だけで潜ります。これは自然界が生み出した体に備わった潜水能力だけで潜っているわけです。故に、水の中で空気を吸うという行為がないので、自分の潜水能力が許す限り潜れるのです!! ということで、フリーダイビングの方が深く潜ることが可能です。まぁ、イルカとかクジラが深海まで潜れるというのと同じです(笑 ちなみに、人類で初めて100m潜水をしたのがかの有名な?ジャックマイヨールパイセン(笑
そして、2025年現在のフリーダイビング世界記録はなんとノーリミッツという手段を問わない潜り方で214m、自分が個人的に好きなフィンで潜るコンスタントウエイトウィズフィンという方法で131mです!! いやーすごい✨
ちなみに日本人選手も活躍!! 廣瀬花子(ひろせ はなこ)選手がコンスタントウェイトで-99mでアジア新記録!(ちなみに御蔵島出身の美人さん(笑))、篠宮龍三(しのみや りゅうぞう)選手がフリーイマージョンという種目で-98mで銅メダルを取っているみたいです!! 昔フリーダイビングに憧れてたから、ちょっとフリーダイビングの聖地に来れたのは嬉しかった(笑 自分は耳が良くなく、フリーダイビングで潜る速度に耳抜きがついていけず諦めちゃったのと、練習団体がなかなか見つからない、アンド遠いとか色々あってできなかったなぁ〜としみじみ若かりし頃を思い出してみたりする。
ちなみに、世界一位にもなったことがある岡本美鈴(おかもとみすず)選手とも一回だけ練習会に参加したことがあります(笑
と長くなってしまった。えっと、そういうことで何だっけ?(笑 あ、っとこのブルーホールはフリーダイビングも盛ん、故に亡くなった方も多く、亡くなった方の墓標がたくさん置かれていて、感慨深い気持ちになりました。という話です。この先人たちの犠牲があり、スキューバダイビングもフリーダイビングも少しずつ改良が重ねられ、安全性が向上した今のシステムにつながっているんですね!というお話でした!
以上ちょっと関係ない話も入ってしまったけど、書いていたら書きたくなったので書きました(笑 最後まで読んでいただいた方ありがとうございます。心の底からありがとうございます。
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